トップホームリバー最奥部で30cmの岩魚を2匹

08月28日:ホームリバー最奥部で30cmの岩魚を2匹

久しぶりにホームリバーの最奥部へ行ってみました。

前回はアブの猛襲で大変でしたが、2週間たって朝晩はかなり涼しく
なったので、少しはアブも減っているのではないかと、少しだけ期待を
しながら目的地へ向かいました。

いつも通り5時過ぎに起きて6時前に出発。途中コンビニで飲み物と
昼食を調達し、一路車止めの駐車場へ。

車からバイクを降ろしたあと、ウェーダーを着て準備していると、1台
のワゴンがやってきました。少し離れたところに停めて、何もせずに
ジッとしています。

気にせずに服装を整えて虫除けスプレーをふっていると、ようやく車か
ら降りてきました。横目で見ていると、やはり小さなバイクを降ろして
います。

「やっぱりな‥」

まさか釣りではないだろうなと、少し近寄っていくと、相手もこちらに
顔を向けたので、目線がバッチリ合ってしまいました。相手は50歳台
前半の人。もちろん男です。

「おはよう!キノコですか?」
  「いえ、キノコは少し早いので、今日はミズのコブです。」
とのこと。

「そうですね、キノコは9月上旬からだよね。
 ミズのコブは大分出てきていますよ。私は釣りなので。」

「それでは熊に注意して、頑張ってください!」
と言ってから、安心してバイクでブーっと移動開始です。

バイクで40分間移動。途中、人がまったく入っていないせいか、かなり
草が伸びて道路も荒れています。またまた釣り人天国の予感です。

橋の上にバイクを停めて、そこから歩き。
ここまで来るのも大変だったのですが、ここからはさらに大変な状態。

細い山菜道は横から伸びた草で完璧に覆われて、まったく路があるよう
には見えません。まるで背の高い草が、通せんぼをしているように見え
てしまいます。

すごいヤブ

その上、朝晩はかなり冷えるようになってきたので、葉の上には水玉が
載っていて、全体が濡れた状態。その中を両腕で開きながら前へ進むと、
両腕のシャツがみるみる濡れてしまい、すぐに雫が垂れ落ち始めました。

びっしょり

とても春や初夏の頃の状況とは比較になりません。

両腕で草を掻き分け掻き分け一歩ずつ前進し、途中で5回ほど爆竹を
鳴らして、いつもの倍の40分かけてようやく目的地に到着。

快晴です

すぐにバックパックから竿を出してラインをセット。
今日は1投目で来たのですが、少し合わせが早かったのか、わずかに
「ガッ!」という手応えが1瞬あったのですが、逃げられてしまいま
した。

今日の1匹目は、第3投目でした。
22cmの小さめの岩魚で、合わせでは半ば抜き上げてしまいました。

岩魚1 ポイント1

やはりここ最近、人が誰も入ったような形跡がなく、間違いなく岩魚の
楽園状態となっているようです。相変わらず、100mおきに爆竹を鳴ら
しながらの楽園釣行です。

毎度のように落ち込みでは釣り上げてリリースし、後半の広い落ち込み
と滝下の2箇所で、いずれも30cmの美しい岩魚を釣り上げたのでした。

里川には渓魚はほとんどいなくなりましたが、山奥の熊と遭遇するよう
なところには、渓魚がまだたっぷり残っています。

本当に渓流釣りが好きならば、熊と戦う覚悟(それくらいの気持ちを
もって、山奥へ行く必要があるという意味)で山に入る必要があります。

ということで、今回は6セットの現場写真です。

遊んだポイントと友人たち

ポイント2 岩魚2
 
ポイント3 岩魚3
 
ポイント4 岩魚4
 
ポイント5 岩魚5
 
ポイント6 岩魚6

ぼろぼろ

いつもの毛鉤1本のみ。もうボロボロです。

■関連の記事:
 ・08月06日:ホームリバー下流で岩魚と遊ぶ
 ・07月23日:ワサビ沢で岩魚と遊ぶ
 ・07月16日:またもや熊と遭遇。岩魚の釣果は最高


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