渓流テンカラの部屋
山奥の自然の中で渓魚たちと遊ぶ・・・
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今日は今シーズン最後の釣行です。最終日は9月20日でまだ少し日数があるのですが、今年はずいぶんと釣ることができたので大満足。
30cmオーバーの岩魚とも、2桁に届くほどのファイトをすることができました。
そこで今日は最奥部の探索。そしてメインの目的は山ワサビの収穫です。毎年この時期になると山ワサビを収穫してワサビ漬けを作り、秋から冬にかけてそれをご飯の妻として楽しみます。
その爽やかな辛味がとても好きで、本当に食が進みます。
最近すっかり気温が下がったので、朝の山は露が一杯。そこらじゅうの雑草がびっしょり濡れた状態になっています。そのため気休め程度ですが、出発時間を少し遅らせて6時15分の移動開始としました。
目的地の駐車エリアに到着すると、早速、車からセカンドビークル(ミニバイク)を降ろして服装をチェンジ。10分後にはオフロードをひた走りです。今回は最奥部なので半時間をはるかに超える距離を、早朝の山の雰囲気を味わいながら走りました。
途中、道路は狭くなり、道路脇からは雑草が大きく伸びていて、バイク1台が通るのがやっとの状態。斜面の道路といえば大きく雨水に削られていて、大きな溝ができて水路となっています。
そろそろ来る頃かなと思っていましたが、やはり途中には舞茸取りと思われる車が数台、道の脇に止められていました。このシーズンはキノコ採りの人が日を追うごとに増えてきて、土日は閑散としていた山がとても騒々しくなります。
そのエリアを大きく通り越して、8時近くになってようやく目的地に到着です。本当に良い山ワサビを収穫するというのは結構大変です。自身の毒を渓流の水が洗い流してくれるような良い立地条件の場所でないと、地下部にあるワサビは大きく太く成長していませんので。
まずはテンカラ竿にラインをセットしてから渓流に移動。これがまた大変でした。川までわずか30m程度の距離なのですが、行く手をびっしり雑草が生い茂っています。
雑草がなければ2分くらいのものなのですが、雑草を右に左にかきわけて進むので、10分近くかかってしまいました。
ようやく川に到着。一息ついてから、今日は「どんなものかな・・」と軽く毛鉤を投じてみると、「ポチャッ!」。すぐに反応がありました。まだまだ瀬の部分で餌を求めて活動しているようです。
ずい分寒くなり川の水温も下がっているので、かなり活動レベルが下がっているのではないかと想像していたのですが。
10mほど釣り上がったところで、「ここは絶対に!」というところに投射。予想通り「バシャッ!」、「ピシッ!」。はい、見事にフッキングです。
手元に手繰り寄せて口から毛鉤を外しているとき、ふと目線を横にやると大きなワサビの葉が。今年見かけた中で一番の大きさです。
岩魚をリリースしたあと、そのワサビの横に行って根の部分に指を指し込んでワサビ本体の大きさを確認すると、すごく大きいです。
寿司やさんで見かける栽培ものよりはずい分細いのですが、山ワサビとしては超ビッグなサイズです。自分の親指よりも一回りも太いのです。
さっそく、引き抜きです。途中で千切れないように根元全体をつかみながらゆっくりと引っ張って、上手に引き抜きました。
俄然、頭の中がワサビモードになったので、渓流のポイントを見ながら横目でワサビレーダーが働き始めました。
あと一匹岩魚を釣り上げたのですが、その岩魚は写真のように真っ黒で、もうサビが入ってきています。これで完全に岩魚釣りモードがワサビ取りモードに切り換わってしまいました。
あとは次の写真のように、さくさんのワサビを収穫して早々とビールで乾杯(一人で)し、定番のおにぎりとカレーパンの昼食を食べ始めたのでした。
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